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作業用手袋と安全保護具の製造販売

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〒769-2702 香川県東かがわ市松原1208-1

各種規格について


【ANSI/ISEA 耐切創試験について】

ANSIとは、米国国家規格協会 (American National Standards Institute) のことで、アメリカ国内における工業分野の標準規格の開発を行っている組織です。

耐切創性の試験については、TDM-100という機械を使用し、直線型の刃に負荷をかけながらスライドさせ、その負荷に耐えられる程度により評価されます。

レベルは、A1からA9までの9段階で評価され、
単位は、G (グラム) で表示されます。

ANSI/ISEA耐切創試験 レベルについて
レベル
A1
レベル
A2
レベル
A3
レベル
A4
レベル
A5
グラム
(G)
200-
499
500-
999
1000-
1499
1500-
2199
2200-
2999
レベル
A6
レベル
A7
レベル
A8
レベル
A9
---
グラム
(G)
3000-
3999
4000-
4999
5000-
5999
6000+

---



【ISO 耐切創試験について】

ISOの耐切創試験は、ANSI/ISEAの耐切創試験と同じ試験機と試験方法で行われます。
ISOの試験方法については、TDM-100という機械を使用し、直線型の刃に負荷をかけながらスライドさせ、その負荷に耐えられる程度により評価されます。

レベルは、AからFまでの6段階で評価され、
単位は、N (ニュートン) で表示されます。

※ISOとANSI/ISEAの耐切創試験について、試験方法は同じですが、単位の表示方法が異なるため、結果は同一とはなりません。
   
ISO耐切創試験 レベルについて
レベル
A
レベル
B
レベル
C
レベル
D
レベル
E
レベル
F
ニュートン
(N)
2.0-
4.9
5.0-
9.9
10.0-
14.9
15.0-
21.9
22.0-
29.9
30.0+




【EN388 手袋に求められる安全性について】

手袋に求められる安全性を表記する基準として、"ヨーロッパCE規格 EN388:2003 手袋に求められる機械的な要件 (Protective gloves against mechanical risks)" があります。
機能レベルとして表記される4つの数値より、その安全性のレベルを測ります。

レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5
1. 摩耗抵抗
Number of
cycles
(minimum)
100≦ 500≦ 2000≦ 8000≦ -
2. 切創抵抗
Index (I)
(minimum)
1.2≦ 2.5≦ 5.0≦ 10.0≦ 20.0≦
3. 引裂抵抗
Force (N)
(minimum)
10≦ 25≦ 50≦ 75≦ -
4. 突刺抵抗
Force (N)
(minimum)
20≦ 60≦ 100≦ 150≦ -

EN388:2003 の切創抵抗" 試験では、荷重5N (ニュートン)、円形の回転刃を使用します。
試験用丸刃を生地の上で往復させ、生地に穴が開くまで切り付けた回数から切創抵抗のレベルが算出されます。
単位は、インデックス(I)で表されます。




【耐切創試験 - 各試験の違いについて】

 手袋の主な耐切創試験には、下記の3種類があります。
 こちらでは、各試験の違いをまとめています。

 弊社の耐切創試験は、ANSI/ISEAとISOの試験結果を採用しています。


 ANSI/ISEA
(TDM)
 ISO
(TDM)
 EN388
(Coupe)
レベル表示

※レベル表示詳細
 A1~A9
(9段階)
 A~F
(6段階)
 1~5
(5段階)
試験結果の単位  G
(グラム)
 N
(ニュートン)
 I
(インデックス)
試験刃の種類  直線刃  直線刃  丸刃
試料貫通までの
刃の動き
  負荷をかけた
  刃を一方向に
  動かす
  負荷をかけた
  刃を一方向に
  動かす
負荷をかけた回転刃を往復させる
測定データ  刃の移動距離  刃の移動距離  刃の往復回数
備考 ISOに比べ、より強度のある物のテストができる 耐切創テストとして、一般的に行われている 回転刃に対する強度テストに最も適している



【耐切創試験の種類と方法について】

 手袋の主な耐切創試験には、下記の3種類があります。
 弊社の耐切創試験は、ANSI/ISEAとISOの試験結果を採用しています。


 耐切創試験の種類  各試験の方法について
 ANSI/ISEA
(TDM試験)


 直線刃を使用した試験機で行います。

この測定は、直線状の刃物に負荷荷重をかけ、試料を切る作業を複数回行ないます。

刃物に加える負荷は、毎回変更します。
試験用の刃物は一方向に動かし、刃物が試料を貫通するまでに動いた距離を、負荷を変える毎に測定します。

ここで測定された値から近似曲線を求めます。
この曲線より、20mm移動した刃物が試料を貫ける力[切創力(N)]を推定し、この値が試験結果となります。

単位は、グラム(G)で表します。
 ISO (TDM試験)

 ANSI/ISEAと同じ試験機と試験方法で行われます。

単位は、ニュートン(N) で表します。
 EN388 (クープテスト)

 丸刃を使用した試験機で行います。

50mmの間で、荷重5N (ニュートン) の回転している丸刃が試料の上を往復します。

刃が試料を貫通するまでにかかった往復回数を測定します。
この往復回数の値から指標値を算出します。
ここで得られた指標値と決められた要求性能の値より、試料の耐切創性レベルを分類します。


単位は、インデックス(I)で表します。

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